2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日の『社説』と産経の『主張』より。 ■大阪市役所――税金も食い倒れか 役所が身内に甘いのは珍しいことではないが、まさかここまでとは。 大阪市が市役所のOB2万人に対して、条例にないヤミの退職金と年金を支給していたことが発覚した。本人たちの掛け…

毎日新聞より。 長谷川博一さん=リストカットや虐待に取り組む臨床心理士 ◇子供は自分で育つ、放任するのがいい−−長谷川博一(はせがわ・ひろかず)さん 16年前には学者を目指していた。しかし10年ほど前、自傷を繰り返す少女たちと出会い、その背景に…

朝日のコラムより。 早野透「ポリティカにっぽん」改革の灯 戦争の影 「コイズミという時代」になって強く感ずるのは、「改革」と「戦争」のアンサンブルである。何はともあれ自民党をぶっ壊すという宣言にこれまでの日本政治の停滞の打破を期待して、私も小…

朝日の社説から。 12月27日付■警察の裏金――返すだけでは済まぬ ことし、三つの道県警が、捜査費用をごまかして巨額の裏金をつくっていたことを認めた。年の瀬に、警官の処分や公金の返還が続いている。 裏金づくりの手口は様々だ。 捜査に協力してくれた人に…

毎日新聞に、各国の教育事情が載っていた。 ◇「警告灯点滅」と危機感 ■米国 学習到達度調査の発表を受け、ページ米教育長官(1期目限りで辞任)は「警告灯が点滅している」と危機感を表明した。数学的活用力、問題解決能力とも低迷し、欧州やアジアの国々と…

教育について。 発信箱:丸暗記礼賛 潮田道夫(論説室) 世界でもっとも有名な女性経営者といえばヒューレット・パッカードのカーリー・フィオリーナ会長だろう。米スタンフォード大学でヘーゲルを専攻した。 彼女が友人の日本人社長にいうには、学生時代は…

神戸の暴力団による大学院生殺害事件の判決についての社説から。 ■捜査の怠慢――命を守る原点に戻れ(朝日新聞) なんの落ち度もない27歳の若者が暴力団組員に突然連れ去られ、激しい暴行を受けて殺された。警察は何度も救える機会がありながら、度重なる怠慢…

自民・片山氏「憲法、前文含め全面的な改正を」 自民党の片山虎之助参院幹事長は21日の記者会見で、党が憲法改正案の策定作業を本格化させることに絡み「(現行憲法の)前文は悪文であり、前文から全部改めるべきだ」と述べ、全面的な改憲を目指すべきだとの…

筑紫大地震の地割れ 久留米の神道遺跡 日本書記通り「幅6メートル」 679年にM7クラス 久留米市教委は20日、神道遺跡(同市御井旗崎1丁目)で、幅約6メートルの地割れ跡=写真=を確認したと発表した。日本書紀に679年(天武7)に発生したとの…

学力低下について、いくつかの記事。 個人の能力に柔軟対応 PISA好成績のフィンランド アラビア総合学校3年生の国語の授業 競争ではなく、達成度と柔軟性を重視した授業が、そこにあった。7日に公表された経済協力開発機構(OECD)の国際的な学習…

東京都で青少年の性行動を規制しようとしたり、有害図書の排除や性教育批判といった流れの中で、なんだか白々しく感じていたのは、それによって(車や携帯やパソコンなどのように)この資本主義経済が発展し、それで今かろうじて経済がもっているという側面…

朝日新聞の社説。12月18日付 ■新幹線着工――真冬の夜の悪夢 整備新幹線の新規3区間の着工が決まった。北海道線の新青森から新函館、北陸線の富山から金沢、それに九州線長崎ルートの武雄温泉から諫早だ。 その夜、夢の中に20年後の日本からタイムスリップ…

学力低下について、いくつかの新聞ではイギリスのサッチャー政権時代の教育改革を見習えと書いてあったが、なんだか保守主義者のご都合主義のうさん臭さを感じてしょうがなかったが、それに対抗するコラムが毎日新聞にあった。 発信箱:資産としての福祉 福…

学力低下

学力低下について、やっとまともな論調が出てきた。 ■《天声人語》12月16日付 「教育とは、学校教育に邪魔されないで身につけなければならないもののことだ」とは米作家マーク・トウェインの味わい深い言葉だ。しかし、彼の母国アメリカでもそんな余裕はなく…

またこんな記事が 「ゆとり教育」見直し 学力低下を懸念 文科相方針 中山成彬文部科学相は「ゆとり教育」を反省し、新学習指導要領の全体的な見直しを進める考えを表明した。十五日付で発表された小・中学生を対象とした「国際数学・理科教育動向調査」(T…

ひきこもり

東京新聞の科学のページから。 自閉症の人類学者が講演『自然の中に居場所ある』 「自閉症の可能性を知ってほしい。訓練や能力の活用で社会とのつながりを実現できる」。自閉症の一種、アスペルガー症候群の人類学者ドーン・プリンスヒューズさん(40)=…

虐待のニュース。 児童虐待:3歳長女死亡 30歳母を傷害容疑で逮捕 東京 警視庁練馬署は13日、3歳の長女を虐待したとして、東京都練馬区春日町2、無職、大孝玲奈容疑者(30)を傷害容疑で逮捕したと発表した。長女は同日午前、搬送先の病院で死亡し…

読売新聞の社説。 [教師処分]「尊敬できない先生が増えている」 教え子にいかがわしい行為をする教師が増えている。だが、それを根絶しようという教育関係者の強い姿勢が見られない。これでは安心してわが子を学校へ送り出せない。 昨年度、わいせつ行為で…

毎日新聞9日の夕刊の記事。 暮らしWORLD:米大統領選から1カ月余り 後遺症に揺れる米社会 ◇「選挙後ストレス症候群」なる言葉も 共和党のブッシュ大統領が再選された米大統領選から1カ月余り。民主党のケリー氏支持者の敗北のショックは大きく、国外…

教師のニュース。 日教組の組織率30%切る 低下に歯止めかからず 日教組に加入する小中高校などの教職員の割合が29.9%となり、初めて30%を割り込んだことが10日、文部科学省のまとめで分かった。昨年同期に比べ0.5ポイント低下。 調査開始の…

産経の主張から ■【主張】学力急落 中山文科相の指導に期待 日本の高校一年生の学力が世界の中でも急落していることが、経済協力開発機構(OECD)の国際比較調査で分かった。文部科学省が推し進めてきた「ゆとり教育」の無残な結果である。 特に落ち込み…

東京新聞の社説から… 読解力低下 とにかく本を読もう 経済協力開発機構の学習到達度調査で明らかになった日本の高校生の読解力低下は、社会生活全般を支える力のレベルダウンだけに深刻だ。読書の習慣を身につけるなど地道な努力が必要である。 この調査は二…

学力低下

最近『ニート』という言葉を見ない日はなく、何紙かは特集を組んでいる。その中で産経の主張は… ■【主張】若年無業者 子供の時から勤勉教育を 最近、高校や大学を卒業しても働こうとしない若年無業者が増えている。「ニート」(NEET=勉強も仕事もせず職…

死刑必要の認識「変わらない」 刑場視察の南野法相 南野法相が6日、東京都葛飾区の東京拘置所を視察した。死刑が執行される刑場を見て「厳かな環境が準備されており、納得した」と述べた。死刑制度が必要との認識については「今までの気持ちと変わらない」…

憲法改正について

今日の東京新聞の社説は… 憲法論のホログラム 偽造防止のため新紙幣に使われたホログラムは、物体に複数の光を当て本質を立体的に浮かび上がらせます。憲法問題にもさまざまな角度で光を当てましょう。 「政権党が使い勝手が悪いと考えているのなら、憲法が…

フリーター、ニート、引きこもり、パラサイト・シングル…、この問題は、将来の日本を没落に向かわせるものだろう。──自分がそうであるから、よく分かる。 フリーター課税、2007年から強化…自民税調方針 自民党税制調査会は3日、就労期間が1年に満たな…

自立とは

今日の産経新聞の『主張』。 ■【主張】中学生ニセ札事件 重罪の認識を植え付けよ 中学生の犯罪もついにここまできたか、と言わずにはいられないのが、警視庁少年課に検挙された東京都世田谷区の区立中学二年生の男子生徒ら九人が関係した「ニセ札作り」事件…

警察の不祥事

警察の不祥事が… 山形県警で少年事件350件放置、236件時効に 山形県警山形署の生活安全課が被害届を受けた軽微な少年事件100件以上を適正に処理をしないまま放置していた問題で、放置件数は348件に上ることがが2日、県警監察課の調べで分かった…

刑法厳罰化と犯罪抑止効果

犯罪被害者基本法成立:「スタートライン」評価 被害者ら 「権利の主体として初めて認められた」。1日に成立した犯罪被害者等基本法を、被害者たちは高く評価した。同時に成立した改正刑法・刑事訴訟法には罰則強化が盛り込まれ、被害者感情にも応えた形だ…