幼児期にテレビを見過ぎるといじめっ子になりやすい=米調査
 [シカゴ 4日 ロイター] 4歳時にテレビを見過ぎた幼児は学齢期に達した段階でいじめっ子になりやすいという調査結果が4日、米国で発表された。
 一方、親が子どもに本を読み聞かせたり、外で遊ばせたりして普通に接した場合、いじめっ子になりにくいとしている。
 ワシントン大学の研究グループは、母親がいじめを観察した1266人の4歳児が6―11歳になったときのデータを調査。テレビの視聴時間や外遊び、読書、親子の対話などを調べた結果、約13%がいじめっ子と判断された。
 研究グループによると、いじめは肥満と共にテレビの見過ぎから起きる否定的な結果という。テレビ視聴を制限すれば子どもがいじめに走るリスクも軽減されるとしている。
(ロイター) - 4月5日12時51分更新

日本常任理入りに抗議 中国成都、日系店舗壊す (共同通信)
 【深セン(中国広東省)3日共同】中国で2日から3日にかけて日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに反対する抗議活動が相次ぎ、四川省成都では2日、日系スーパー、イトーヨーカ堂の窓ガラスが割られる被害が出た。広東省深センでは3日、2000人以上が「打倒日本」「日本製品排斥」などのスローガンを掲げ、繁華街をデモ行進した。
 中国では日本の常任理事国入りに反対する動きが出ているが、日系店舗などに被害が出たのは初めてとみられる。深センのデモも最大規模とみられ、常任理事国入りへの反発が急速に広がっていることを示した。重慶の日本総領事館は事件の再発防止と警備の徹底を四川省政府に申し入れた。
 同総領事館などによると、成都では2日午後、約3時間半にわたり抗議活動が行われ、終わりごろになって約30人がイトーヨーカ堂の窓ガラスを割るなどの行為に及んだ。数人が拘束されたもようだが未確認。店の前には当時、やじ馬も含めて数百人が集まっていたという。3日も抗議活動があったが、混乱はなかった。[ 2005年4月3日21時51分 ]


<中国>日本製品不買運動の組織結成 日本の歴史問題で (毎日新聞)
 【北京・大谷麻由美】中国で日本の歴史問題を理由に、日本製品の「不買」を呼びかける組織が結成されたことが4日、わかった。インターネット上で中国国内の小売業者に対して運動参加を訴えている。
 小売業者700社以上が加盟する「中国連鎖経営(チェーンストア)協会」や上海の業界大手「農工商超市(スーパーマーケット)集団」などが集まって結成された。
 組織にも参加するインターネットサイト「聯商網」で紹介された「日本製品ボイコット運動提案書」によると、「日本政府が歴史問題で正しい態度と行動を取っていないことは遺憾」とし、「我々中国人と中国の民族企業は歴史を忘れることはできない」と説明した。
 また、農工商超市集団が「歴史を改ざんした教科書に協賛した」としてアサヒビールと味の素の商品をすでに全面撤去したと紹介している。
 広東省深セン四川省成都では、日本の国連安保理常任理事国入り問題や歴史教科書問題に抗議し、それぞれ今月2、3日、日系スーパーが襲撃される事件が起きた。[毎日新聞4月5日]